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Windows デスクトップで CPU・GPU 温度を常時表示する方法(2026)

ゲーム中に PC が急に重くなったとき、サーマルスロットリングが起きているのか、それとも単なる処理負荷なのかを判断するには、CPU と GPU の温度が見えていることが不可欠です。しかし Windows 11 は標準状態で温度をデスクトップに常時表示する機能を持っていません。タスクマネージャーを開かないと確認できない、という状況は特にゲーマーや動画編集者にとってストレスです。

このガイドでは、CPU・GPU の温度を Windows デスクトップに常時表示する方法を、設定の手軽さ順に解説します。ゲーム中のオーバーレイ表示から、セカンドモニターへのウィジェット表示まで、目的に合わせて選べるように整理しました。

Windows デスクトップにシステムウィジェットが表示されており、CPU と GPU の使用率・温度がシンスウェーブ壁紙の背景に常駐している
セカンドモニターにウィジェットを配置すれば、ゲームを邪魔せずにシステム状態を把握できます。

方法 1 — タスクマネージャー(インストール不要)

Windows 11 22H2 以降のタスクマネージャーは、「パフォーマンス」タブに CPU の温度を表示します(すべてのプロセッサではなく、パッケージ全体の温度)。設定不要で確認できますが、常時表示するにはタスクマネージャーを開きっぱなしにする必要があります。

より手軽なのはタスクマネージャーを「概要」モードで使う方法です。タスクマネージャーを開いて「表示」→「概要」を選ぶと、CPU・メモリ・ネットワークの値だけを表示した小さなウィンドウになります。これをデスクトップの隅に置いておくと、邪魔にならない程度の常時モニタリングになります。ただし GPU 温度は表示されません。

GPU 温度も含めた総合的な監視が必要な場合は、次の方法に進んでください。

方法 2 — HWiNFO64(最も詳細なセンサー読み取り)

HWiNFO64 は、Windows 上で最も信頼性の高いハードウェアモニタリングツールの一つです。CPU の各コア温度、GPU 温度、VRAM 温度、ファン回転数、電力消費量、電圧など、数十〜数百のセンサー値を同時に読み取ることができます。個人・非商用目的で無料で使用でき、インストーラー版とポータブル版の両方が配布されています。

セットアップ手順:

  1. HWiNFO64 を hwinfo.com からダウンロードしてインストール
  2. 「センサーのみ」モードで起動(Sensors-only にチェックを入れる)
  3. センサーリストから監視したい項目を右クリックし「Add to Tray / OSD」でトレイ常駐に追加
  4. Windows スタートアップに追加する場合は設定の「General」→「Start minimized」と「Start with Windows」にチェック

HWiNFO64 単体では画面へのオーバーレイ表示はできません。ゲーム中の画面上に温度を重ねて表示するには、次に紹介する MSI Afterburner との組み合わせが必要です。

方法 3 — MSI Afterburner + RivaTuner Statistics Server(ゲーム中オーバーレイ)

ゲーム中に FPS・CPU 温度・GPU 温度を画面左上に重ねて表示したいなら、MSI AfterburnerRivaTuner Statistics Server(RTSS) の組み合わせが定番です。どちらも無料で、MSI 製でないグラフィックスカード(NVIDIA GeForce、AMD Radeon)でも動作します。

セットアップ手順:

  1. MSI Afterburner をダウンロードし、インストール時に RTSS も一緒にインストール(デフォルトで含まれている)
  2. Afterburner を起動し「設定」→「モニタリング」タブを開く
  3. 表示したい項目(CPU 温度、GPU 温度、FPS など)のチェックボックスをオンにし、それぞれ「オーバーレイに表示」にチェックを入れる
  4. HWiNFO64 のセンサー値を Afterburner に連携させる場合は、HWiNFO64 の設定で「Shared Memory Support」を有効にする

この構成でゲームを起動すると、左上(または設定した位置)に温度・FPS・CPU 使用率などが数値で表示されます。ゲーム中でも 0.5〜1% 程度の CPU 負荷しかかからないため、パフォーマンスへの影響はほぼありません。

Windows 11 のデスクトップにシステム状態ウィジェットが表示されており、ネットワーク速度やシステム情報が暗い宇宙テーマの壁紙に常駐している
ゲームをしていない時間帯は、デスクトップのウィジェットとしてシステム状態を把握するのが自然な使い方です。

方法 4 — Themia ウィジェット(セカンドモニターに最適)

Themia はデスクトップのウォールペーパーレイヤーにウィジェットを常駐させるネイティブ Windows アプリです(Tauri ベース、10 MB 未満)。システム統計ウィジェットは CPU 使用率、メモリ使用率、ネットワーク速度バッテリー残量をまとめて表示できます。

温度センサーの表示については、Themia が対応しているセンサー項目はシステムの実装に依存します。CPU 温度や GPU 温度の表示を主目的とするなら、HWiNFO64 + Afterburner の組み合わせの方が確実です。Themia は CPU 使用率や RAM 使用率の常時表示に特に向いています。

Themia の最大の強みは、スクリーンごとに別のレイアウトを設定できる点です。メインモニターをゲーム専用に使いながら、セカンドモニターには Themia のシステムウィジェット + カレンダー + メールウィジェットを並べるという構成は、多くのゲーマーや配信者に合っています。

無料プランで基本的なウィジェットを試せます。複数のウィジェットを並べたい場合は Pro ライセンス(19 USD 買い切り)をご検討ください。

方法 5 — Rainmeter(デザイン重視のカスタマイズ)

デスクトップの見た目にこだわるユーザーには Rainmeter が選択肢になります。HWiNFO64 の「Shared Memory」データを Rainmeter から読み取ることで、CPU 各コアの温度・GPU 温度・ファン回転数などを自分でデザインしたスキンに表示できます。

必要なコンポーネント:

  • Rainmeter(rainmeter.net から無料ダウンロード)
  • HWiNFO64(Shared Memory Support を有効にする)
  • HWiNFO64 Plugin for Rainmeter(コミュニティ製、GitHub などで配布)

このプラグインを使ったスキンは DeviantArt や Reddit の r/Rainmeter で多数公開されており、気に入ったデザインをダウンロードして自分の構成に合わせて調整する形が現実的です。設定に慣れている人なら 1〜2 時間でカスタムの温度表示スキンが完成します。

Rainmeter を使ったことがない方は、まず HWiNFO64 + Afterburner か Themia から始め、デスクトップカスタマイズに慣れてから Rainmeter に移行するのをおすすめします。

Windows 11 のデスクトップに複数のウィジェットが表示されており、山の日の出壁紙を背景にシステム情報が整理されている
ゲーム用途以外でも、PC の状態を把握するウィジェットはデスクトップの便利な常駐情報になります。

目的別のおすすめ構成

用途に合わせて選んでください:

  • ゲーム中に画面内で温度を確認したい: MSI Afterburner + RTSS。定番中の定番、最も信頼性の高い構成です。
  • すべてのセンサー値を詳細に把握したい(ゲームに関係なく): HWiNFO64 のセンサーウィンドウをサイドに配置。
  • セカンドモニターにウィジェットとしてまとめたい: Themia(システム統計)+ HWiNFO64(温度の詳細確認)の組み合わせ。
  • デスクトップのデザインにこだわりたい: Rainmeter + HWiNFO64 プラグイン。最大の自由度。

タスクバーのカスタマイズと組み合わせることで、デスクトップ全体をゲームや作業に最適化した環境に整えることができます。

よくある質問

Windows のタスクマネージャーで CPU 温度は表示できますか?

Windows 11 22H2 以降のタスクマネージャーは CPU の温度を「パフォーマンス」タブで表示できるようになりました。ただし、GPU 温度の表示には対応していません。また、タスクマネージャーを常時開いておく必要があるため、常駐ウィジェットとしての使い勝手は限られます。GPU 温度を含むすべてのセンサーを一覧するには HWiNFO64 が最も信頼性の高い選択肢です。

HWiNFO64 は無料で使えますか?

はい。HWiNFO64 の基本機能(センサーモニタリング、ログ記録)は個人用途・非商用用途で無料です。ポータブル版も配布されているため、インストールなしで USB から起動することもできます。ゲーミング中のオーバーレイ表示には HWiNFO64 単体では対応しておらず、MSI Afterburner + RivaTuner Statistics Server との組み合わせが必要です。

MSI Afterburner は MSI 製 GPU を持っていなくても使えますか?

はい。名前に「MSI」と入っていますが、NVIDIA GeForce・AMD Radeon・Intel Arc のいずれのグラフィックスカードでも動作します。ファンカーブ設定、オーバークロック、温度モニタリングはメーカー問わず利用可能です。Windows 10・11 の両方に対応しています。

CPU・GPU の何度が「危険な温度」ですか?

CPU の場合、Intel Core や AMD Ryzen の現行世代は通常 95°C 前後が TJ Max(最大接合温度)です。ゲーミング中に 80〜90°C に達することはありますが、継続的に 95°C を超える場合はサーマルペーストの劣化やクーラーの接触不良が疑われます。GPU は 83〜87°C が多くのモデルの上限目安です。アイドル時はどちらも 30〜50°C 程度が正常範囲です。

ゲーム中にフレームレートも一緒に表示できますか?

はい。MSI Afterburner + RivaTuner Statistics Server の組み合わせであれば、CPU 温度・GPU 温度・FPS・フレームタイム・CPU 使用率・GPU 使用率をゲーム画面のオーバーレイに同時表示できます。Xbox Game Bar(Win+G)でも FPS オーバーレイの表示が可能ですが、センサーデータの詳細さでは Afterburner+RTSS に劣ります。

デュアルモニター環境でセカンドモニターにウィジェットだけ表示できますか?

はい。Themia はスクリーンごとに異なるレイアウトを設定できるため、メインモニターをゲーム専用にしながら、セカンドモニターに CPU 温度・GPU 温度・ネットワーク速度・バッテリーなどのウィジェットをまとめて表示する構成が可能です。Rainmeter も各スキンをモニターごとに配置できます。

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